Know the structure of the house家のつくりを知る

夢のマイホーム計画の第一歩を踏み出したみなさまへ、ムラカミホームの家がどんなものかを知っていただくために分かりやすく説明をしたいと思います。
2×4テクノロジー
家のつくり(構造)には鉄骨造・コンクリート造・木造など様々な種類がありますが、ムラカミホームでは、その中でも木造枠組壁工法(通称ツーバイフォー工法)を採用しています。 この工法は19世紀に北米で生まれ、その後アメリカ全土に普及し現在ではアメリカ・カナダの住宅の約90%を占めています。

ツーバイフォーってどういう意味?

2×4テクノロジー


初めて耳にする方もいると思いますが、主に2インチ×4インチ(正式には38mm×89mm)の材料を使用することからツーバイフォー工法と呼ばれています。 材料は下の写真の様にいくつか種類あって、部位によって使い分けています。

ツーバイフォー工法ってどんなもの?

従来の木造住宅の工法は木造軸組工法(通称在来工法)と呼ばれるもので、土台と柱・梁・桁・筋交いなどの軸組で建物を支える工法で、木造住宅のおよそ8割がこの工法になります。

木造在来工法

対するツーバイフォー工法とは、規格化された構造材で作った枠に構造用合板を釘で打ち付け、床・壁・屋根が一体となって形成された工法で木造住宅のおよそ2割がこの工法になります。

2×4工法

ツーバイフォー工法の特徴は 耐震性  耐火性  耐久性において優れているという点です。

耐震性

ツーバイフォー工法は、サイコロをイメージすると分かりやすいと思います。
枠材と合板を組み合わせて面材を作り、それを箱型に組み立てていきます。
この時の面材の事をダイヤフラムといいます。箱型にすると、力が加わった時1点に集中させずに面全体で受けるので、地震や災害時に建物の変形や崩壊を防ぐことができます。
サイコロ
着工数
世界で有数の地震国でもある日本では、住宅の「耐震性」は重要な基本性能の一つです。
その地震に耐えうる「強さ」を実現するのがツーバイフォー工法なのです。
その強さが認められ、年々着工数が増えてきています。

耐久性

木材

ツーバイフォー住宅では、ほとんどの構造用製材に含水率19%以下のJAS規格に基づく乾燥材を使用しています。 木材というのは、乾燥させることで長期間強度を保つことができるので強い耐久性を発揮します。

金物

ツーバイフォー工法では、下の写真の様に長さの違う釘と接合金物によって緊結します。
釘の長さやピッチ、各部位に取り付ける金物が決まっており、これらを適切に使用することで耐久性を保つことができます。
金物

耐火性

耐火性
家を建てるときに「ぬくもりのある木造住宅がいいけど、もし火事が起きたら…?」と考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。
木造というと、どうしても火に弱いイメージがありますが、実はそんなことはないのです。
木材は一旦燃えても表面に炭化層と呼ばれる層を作り、すぐには火が木材の内部まで進行しないため強度が低下しにくいという性質を持っています。
このように、鉄と比較すると強度の差が分かります。
また、ツーバイフォー工法は火の通り道となる床や壁において、枠材や不燃材料である石こうボードなどがファイヤーストップ材(火を食い止める役割)となって空気の流れを遮断し、上へ火が燃え広がるのを防ぎます。万一火災が発生し、石こうボード等を突破されてもこのようなファイヤーストップ構造によって初期消火の可能性が高く火災時の被害を最小限に抑えることができます。
このように、ツーバイフォー工法はその高い耐火性が認められ、特殊な仕上げを用いる場合などを除いて省令準耐火構造となります。
そのため、通常の木造住宅と比べ火災保険料・地震保険料が半分近く安くなるというメリットがあります。
ファイヤーストップ材

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