信頼

2019-01-28

 

先日、平成元年よりご縁があるH様から『ご相談が有るのですが』というお電話をいただきました。

ご家庭の事情でこの地を離れる事となり、もう帰ってくることは無いので家を手放したいというお話でした。

 

30年前、輸入住宅がお好きな奥様がご自分の夢をカタチにされた思い入れの有る家です。

『カフェのような雰囲気が有って息苦しさの無い、リビングに吹抜けのある家に住みたい』という思いを、弊社スタッフと

何度も打ち合わせを重ねた当時を思い出しながらお話しされました。

 

 

 

 

コンセプトとしては、コーヒーの香りがするような家だったのでしょう。

『悲しいくらい思い出の品を捨てていかないといけないんです』と寂しそうに話される奥様に少しでもお力になりたいと思いました。

2月初旬にお引越しが決まっている事も有り、ご主人が単身赴任中なのでお一人での準備と言う事で心細さと煩雑な手続きに

少々お疲れ気味でした。

 

そこで何かあれば『困った時の太田頼み』と言ってお助け要員になってくれているスタッフの太田さんに

サポートにいってもらいました。

建築に携わって45年、学生の頃から建築一筋の一級建築士です。

 

引っ越し業者の手配・置いて行く荷物の処分先・家の売買手続きの準備・諸手続き。

『もうすぐこの家ともお別れだと思うとっても寂しいです』とおっしゃる奥様に、しっかり寄り添ってのサポートです。

 

今後はマンション生活になると言う事で、お庭ともお別れです。

以前映しておいたH様宅の外観写真を思い出と共に持って行って頂く事にしました。

 

 

 

 

 

『本当にムラカミホームさんに相談して良かった。安心してお任せできます』といって頂き、私たちも熱いものがこみ上げてきます。

 

無事転居されるまであと数日です。

H様の沢山の思い出が詰まった家を、新しいオーナー様に引き渡すお手伝い、

責任をもってさせて頂きます。

 

tomo